第5回じもとサロン
サトイモをテーマにした、じもとサロンを行いました。
講話:「サトイモ」の話 井上浩さん
料理:芋煮、サトイモごはん、サトイモコロッケ、サトイモもち
サイボクウィンナー、ネギのヌタ、鹿ジャーキー、牛蒡とクルミのケーキ
井上さんのレジュメより
『元旦の雑煮』
全国の元旦の雑煮で特徴的なことは、餅のほかに、かならずサトイモが入つているところが多いことであろう。それどころかサトイモはあっても、餅なしの村さえある。サトイモがこのように大事なたべものとされているわけを多くの人が考えてきた。
『京のいも棒』
京都の名物料理に「いも棒」がある。それについて書かれたものは多いが、草川俊著『野菜の歳時記』(TBSブジタニカ、1981年)にはこうある。
「里芋の種類は多いが、えび芋は関西、八つ頭は関東産が味がすぐれているといわれ、どちらも含め煮にするとうまい。えび芋と棒鱈(ぼうだら)を炊き合わせた芋棒は京都の名物である」
「京都では惣菜のことをお番莱というが、芋棒はお番菜である。むかしから月の一日と十五日には必ずつくられたし、正月の重請にもされた」。
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